Making Story

モノづくりがデジタル化して安価に大量生産ができるようになった今日この頃。

手作り工芸作品の良さは、世界でここにしかない無いオリジナリティとストーリー。

私たちの手の中でゆっくりと作品が作られていることを感じていただけますと嬉しいです。


デザイン

本を読んだりお出かけしてアイデアが降りてくるのをまちます。二人でテーマを決めたらイロイロ描いてみます。

二人の意見で『これで良し!』となったら数日かけて仕上げていきます。


銅版画技法

素材にデザインした絵を転写し、塩化第二鉄溶液に浸し絵の部分を侵食させます。大まかに絵の凹凸をつけます。

これは銅版画の美術技法ですが、真鍮は銅と亜鉛の合金のため、この技法を使っています。

溶液濃度や温度管理、時間管理が重要です。

使用済み溶液は化学的に中和させて環境を汚染させないように丁寧に処理します。

 


カッティング

電動糸ノコギリを使いブローチやペンダントトップのシルエットを切り出します。

両手で素材をゆっくりと動かすことで、切っていきます。

糸ノコ刃は極細でデリケートです。

心静かに丁寧に同じテンポでギコギコ、ギコギコという感じで切っていきます。

 



ロウ付け、彫金、研磨

槌やタガネをつかって形を作っていきます。本体と部品はガスバーナーを用いてロウ付けとよばれる接合作業を行います。

マイクログラインダーで絵柄を彫り込んだり、研磨の作業が続きます。

マイクログラインダーとは超小型のペン型ドリルの先に工具をとりつけ高速回転させて作業をおこなう道具です。

粉塵が舞いますので防塵マスクをつけてガラスケース越しに作業します。

 


コーティング

真鍮は表面未加工ですと時間と共に酸化が進み黒くなっちゃいます。

それも真鍮の味わいです。ほとんどの作家さんはそういう考えで作品を製作しています。

 

私は仕上げにウレタン樹脂スプレーコーティングを行なっています。 

ムラにならないように噴霧距離、時間に気をつけて作業しますが、やり直すこともあります。

この一手間で表面を保護し変色はしづらくなりますし純白のお洋服でも安心です。もちろんコーティング無しのご相談も大丈夫です。

 


できあがり!!

だいたいの感じはつかんでいただけたかなとおもいます。

同じデザインで数個製作しますが、ひとつひとつ手作業による製作のため、個体差というか、一品ものになっています。 

ひとつひとつの作品(この子、あの子)に思い入れや製作の途中で起きた出来事があります。

 

わが子だからこそわかること。

 

そんなこともお話ししながら、対面販売させていただければとおもっています!

 

皆様との出会い、再会を楽しみにしています。